太古から人々が行きかい、倉が建ち、国内はもとより東アジアとの産業・文化を結ぶ要衝地として栄えてきた小倉。長崎街道など五街道の始点である当地には、唐造りの天守閣がある宮本武蔵ゆかりの小倉城や大正ロマン香る門司港レトロのほか、世界遺産に登録された官営八幡製鐵所関連施設など見所が多数あります。また、旦過市場では近海の新鮮な海の幸や栄養豊富な山の幸が口福をもたらします。

ホテル周辺マップ

近隣観光名所

八坂神社

小倉藩主細川忠興が1617年に小倉藩の総鎮守として建てた八坂神社。「小倉の祇園さん」と呼ばれ、夏には400年の歴史を持つ小倉祇園祭が開催されます。毎年7月の第3土曜日の前後3日間で行われ、勇壮な祇園太鼓が有名。「全国三大祇園」の1つにも数えられるお祭りです。
お祭りにちなんだ太鼓肌守をはじめ、厄除け、縁結び、勝守などのお守りをいただいてはいかがでしょう。小倉城への観光と一緒に巡ることができるスポットです。

門司港レトロ

レトロな街並みが広がる「門司港レトロ」。かつて国際貿易港として栄えた門司港は、明治から大正期の建物が点在し、散策が楽しいエリアです。拠点となるJR門司港駅、旧門司税関や旧大阪商船、旧門司三井倶楽部など、駅から徒歩で巡ることができます。
優美な佇まいだけでなく内部も見学でき、旧門司三井倶楽部のレストランでは社交場だった頃の面影が残る店内で魚介の創作料理を楽しめます。また、ハヤシライスや焼きカレーはレトロな街にふさわしいメニュー。特に焼きカレーは余ったカレーをグラタン風にオーブンで焼いたもので、ご当地の味として観光客にも人気です。

小倉城

関門海峡に面し交通の要衝として古くから砦や城が構えられてきた小倉。この地へ細川忠興公により本格的に築城されたのが小倉城です。正門となる大手門をはじめとした門が各所にあり、往時の部分が残る門もあります。沖からの通行船を監視した櫓(やぐら)は、当時あった場所に再現されています。現在は漬物屋さんとして営業中。ぬかをサバやイワシと煮込んだ郷土料理・ぬか炊きを購入できます。
小倉城の東側には江戸時代の大名屋敷を再現した小倉城庭園があります。池泉回遊式庭園で四季折々の景色を眺めながら、抹茶やお菓子など日本の文化に触れる体験もできます。

旦過市場

市場としてのルーツは大正時代。隣接する神獄川から水揚げする魚河岸が起源とされます。地元の海の幸や山の幸が並ぶ店がひしめき合い、買い物客で賑わうのは今も変わりません。まさに北九州市民の食を支える台所。活気溢れる市場の雰囲気を味わいながら、食べ歩きを楽しむことができます。
市場の真ん中あたりにある大學堂の名物・大學丼は大學堂でどんぶりにご飯をよそったらどんぶりを持って市場を歩き、好きなおかずを買ってのせるというシステム。再び大學堂に戻ったら、用意されている汁物と一緒に食べることができます。地元のおかずで作る自分だけのオリジナル丼は観光客にも人気の一品です。